得意料理は何？て聞いて肉じゃがって答えたら、おっ、料理できる人だなって思う？

初めて買った料理本はケンタロウの彼と彼女の｢楽しみ｣ごはんというやつでした。
それについてたアンケートハガキを送ったらケンタロウデザインのクオカードが当たってうれしかったなぁ。今でも大事に取ってあるよ。

ケンタロウは肉じゃががご飯にもよく合うし大好きなんだって。
それでその本にはフライパンで作る肉じゃがのレシピが載ってた。

当時、合コンなどでメンズにわたし料理得意なんだ～などとアピールし、得意料理は何って聞かれてカレーって答えるといやそれ小学校の野外活動でも作ったよね！と料理そんなに出来ないレッテルを貼られ、肉じゃがって答えるとおお！すげっ！みたいな反応が返ってくるそんな風潮でした。
あと病院で働いてます！っていうと必ず看護婦？って聞かれて違うって言うとがっかりされ、医療事務？って聞かれて違うって言うとなーんだよみたいな顔される。
そんな風潮でもありました。
わたしの周り限定かもしれないけれど。

その風潮のせいかは知らんけどわたしはそのケンタロウの肉じゃがのレシピを真似て肉じゃがを得意料理にすべく作った。味は確かに激ウマ。
でもそういやわたし肉じゃが好きじゃなかったわ。
そもそもご飯に合わないと思う。
好きじゃないのに得意料理だなんて！

だからそんなコンパ受け狙って好きでもない肉じゃがを鍋いっぱい作るより、コンパ受け悪くてもわたしは余った野菜やらなんやらを一気に消費出来る在庫一掃カレーを極めることにしたんだ。

水の代わりに大根おろしを入れたのもおいしかったよ。
干し椎茸を刻んで入れたのもおいしかったよ。
干しリンゴと干し大根入れたのもおいしかったよ。
干しリンゴ入れるからルーは辛口にしても甘くなるよ。
玉ねぎ嫌いな恋人のために玉ねぎの代わりに白菜の白い部分を刻んで入れたカレーもおいしかったよ。
冷凍で保存しやすいようにわたしのカレーは非常に粘度が高いよ。

もうコンパなんて行かないけれどもし得意料理は？って聞かれたらカレーだよ小学生でも作れるけどねと答えようと思う。

そんな思い入れのあるマイファースト料理本だったけどもう１０年近く見ていなかったので処分したよ、という話だよ。